Tabirina 40代·元CA あっちこっちぼっち女子旅ブログ

旅にまつわるあれこれを、マイペースにつづっています^^

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【ホテルレビュー】タイ・チェンマイ『9.5 Hotel』宿泊時の感想・口コミ

2017年2月、タイ・チェンマイのホテル『9.5 Hotel』に、筆者(40代女性)ひとりで3泊した際のレビューです。

オープンして間もない小規模なホテルでネット上にあまり情報が無く、筆者自身宿泊するまで様子がわからず不安だったので、できるだけ詳しくレポートしたいと思います。


 

『9.5 Hotel』に決めたワケ

急きょ決まったチェンマイ行き。。。
廻りたい場所へのアクセスの良さを考える時間があまりなく、長年(20年くらいかも?!)使ってるホテル予約サイトAgoda(アゴダ)で、『チェンマイ・ホテル』でザザっと検索して見つけたのが『9.5 Hotel』でした。

筆者のホテル選びの際の基準はこんな感じ↓。

●清潔感がある
●料金に見合う施設・設備である
●交通アクセスが良い
●治安・防犯面で安心できる
●水と簡単な食料が買える店が徒歩圏内にある
●気分が上がる(少なくともげげっ!って思わない)外/内観である

これらの基準をおおむね満たしているように思えたことと、
外観やお部屋の画像が斬新かつユニークで好奇心をそそられたこと、
税サ込で1泊3000円台/室と超・お手頃価格!だったので、
エイッ!と予約してしまいました。

 

ホテルがある『ニマンヘミン』エリア、ビギナーにはちょっと不便な気も。

チェンマイ空港から車で20~30分ほどの『ニマンヘミン』通りエリアにある『9.5Hotel』。城壁に囲まれた旧市街の北西に位置します。

巨大ショッピングモール『MAYA』やオシャレな路面店などがここ数年相次いでオープンしている『チェンマイの代官山』とも呼ばれるオサレエリア、なのだそう。

この『ニマンヘミン』エリア、確かにブラブラ歩きや食事に困ることはなく、オシャレなお店もあって楽しいんだけど、お寺などチェンマイ・ビギナー向けの見どころが集中している旧市街地には車移動が必須なのです。

チェンマイ中心部での車移動はけっこうめんどくさい(詳しくはこちらの記事を)ので、旧市街地までのこの距離感は、けっこうなマイナスポイントでした。

次回チェンマイに行くなら、宿は旧市街地内に取り、ニマンヘミンへは夕方~夜ご飯を食べに来るくらいがちょうどよいかも…と思いました。

 

ロケーション

ニマンヘミン・エリア自体の利便性はさておき、エリア内におけるホテルの立地は決して悪くありません。
何かと便利なショッピングモール『MAYA』までも徒歩3分くらい。

事前にGoogleのストリートビューでご近所さんを確認すると、ニマンヘミン通りから細いわき道をぐぐっと奥に入った素朴な住宅街のど真ん中だったので、暗くなってからホテルに帰る時に怖くないかな?と不安でしたが、のどか~な雰囲気なので、身の危険を感じることはありませんでした。

住宅街にひょっこり建っているモダンな建物ですが、エントランスに向かう小道が上手に目隠しされているので、そこまで違和感はありません。

↓夜、ホテルに向かって歩く、の図。地元の方々の暮らしが垣間見える、のんびりした住宅街です。

ホテルは2016年に開業したとのこと。空港からのタクシーの運転手さんからも『どこ?それ?』と聞かれたりして、まだあまり知られていない様子でした。(入り組んだところにあることも、認知度の低さの原因と思われます。)

 

いろんな意味でシンプル、ミニマルな施設&サービスについて。

とにかく『シンプル・ミニマル』をコンセプトにしているようで、それが施設にもサービスにも反映されている、という印象です。

 

【インテリア・外観】

"インダストリアル・モダン"とか、"N.Y.ロフト風"がお好きな方にとっては、いろいろインスピレーションが得られそうなインテリア・外観です。(筆者も好きなテイストですが、現実に取り入れるにはかなりストイックな取り組み(モノを置かないとか)が必要な系統のインテリアですよね…)

雰囲気はこの先の画像から感じ取っていただけるかと^^。

 

【フロント&カフェ】

入り口にあるフロントデスクは、ちっちゃいカウンターだけ。

フロントのすぐ奥にあるカフェエリアはひろびろしていて心地よいです。ここにある飲み物やちょっとしたスナックは24時間いつでも無料で提供されています♪ 朝食もここでサーブされます。

裸電球とシーリングファンがいい感じ。

 

【お部屋】

ルームタイプは3種類しかありません。こちらは定員2名・キングサイズベッド×1のスタンダードタイプ。
Agoda(アゴダ)によると、同じ部屋タイプにシングルベッドが2つ入ったツインタイプと、やや広めでキング×1・シングル×1のベッドが入ったファミリータイプがあるようです。

スミを指でちちーーっとなぞればホコリはありそう^^;だけど、シーツやタオルなどリネン類は毎日キレイにしてくれていたし、筆者的には清潔さの面では合格。テレビはNHKが映ります。無料のWifi接続も、まずまず。

 

【シャワー・トイレ】

ベッドのアタマ側の角っこにあるシャワー/トイレのブース。
シャワーエリアとトイレはガラス板一枚で仕切られているだけなので、1人じゃなかったらキビしーかも。

床も地続きになっているので、シャワー使用後にトイレエリアまで床が濡れてしまうのが難点。とはいえ、足ふきマットが吸収してくれるので、案外大丈夫じゃん!と思いましたが。。。

ボディソープとリンスイン・シャンプーが備え付けられていますが、ロングヘアの筆者にはさすがに3日間連続コンディショナー無しでは、髪がきしんでどうしようもなかったのでトラベルサイズのコンディショナーを買いに走るハメに。。。

 

【アメニティ・備品】

洗面台。

シャワーキャップ、綿棒、歯磨きセット、石けんが置かれています。

テレビ前のカウンターにはドライヤーとリモコン、ロールティッシュ(笑)。

ココナツ・クラッカーと豆菓子も置かれていました^^

冷蔵庫にはペットボトルの水と、…キャラメル?ヌガー?が。なかなか美味しかったです^^

 

【朝食】

すべての宿泊プランが朝食込み。
種類は少なめだけど、スパイシーなソーセージや豚の串焼き、揚げパン・蒸したもち米など、タイのローカルメニューあり、フルーツ・サラダ・シリアルなど定番ありで、必要充分な種類と量のビュッフェスタイルです。

↓試行錯誤の結果行きついた、ここでのワタシ的ベストメニュー『パイナップル&スパイシーソーセージのサラダ』。

 

筆者的・お気に入りポイント。

スタッフがフレッシュでやる気あり

よく言えばまったり自然体・悪く言えばやる気なく見えがち^^;なスタッフや店員さんが多いタイにあって、ここのスタッフはみなさん挨拶もきちんとしてくれたし、キビキビ笑顔で応対してくれてとても感じが良かったです。英語でのコミュニケーションにも問題ありませんでした。

開業して間もない時期に利用したせいか、『朝食はどうですか?』と聞いてくれたりして、ゲストの様子や設備・備品に気を配る様に、頑張ってるね!と感心しました。

 

タオル・リネン類が清潔

ベッドリネンやタオルの清潔さ(ヘンな臭いがしてない・薄汚れていないetc.)、、、かなり大事な要素ですよね?
こちらのものは大丈夫でした^^

 

インテリアの参考になる

コンクリート打ちっぱなし、印象的な黒の鉄筋使い、裸電球だけの照明などシンプルテイストでまとめられたインテリアから、これはウチでも取り入れられそう!これはこんな風に使えばいいのね!などなど、いろいろヒントをもらいました。

古くて手入れの行き届いていない昔ながらの"高級ホテル"では決して得られないインスピレーションがもらえました。

 
 

筆者的マイナスポイントは。

 

ひとり旅にはおススメ!2人以上は…

お部屋の造りがめちゃくちゃ開けっぴろげ!なので、遠慮のない間柄の人とでないと同室はけっこうキビシい気が。
トイレとシャワーが一体になってることもありますが、洗面台も部屋の隅っこにオープン~にあるので、1人が寝てる時に顔を洗ったりするのは憚られるだろうな~と思います。

 

お部屋に湯沸かしポットがない

あさイチのコーヒーをこよなく愛している筆者。何はなくともコーヒーだけは、お部屋で準備しながら飲みたいのですが、湯沸かしポットがないので叶わず… 軽くお化粧して(すっぴんはどうしても晒せない!)下のカフェに行きつくまで、ガマン・ガマンでした。

 

隣室の若者が騒ぐ音が…

3泊中、一日だけ隣の部屋に夜中までハイテンションな若者2人が泊まっていたのですが、顔を一度も合わせなくても『20代前半・女子2名』と特定できるくらい音が伝わってきました…

壁は厚いのですが、ドアが薄いせいで音が外に漏れるみたいです。。。

 

エレベーターが停まって、ちょっとコワかった…

5階建ての5階に宿泊したので、昇り降りにはエレベーターを使ったのですが、突然関係のない位置でフゥゥンと停止する、という事態が2度発生しました。
始めはちょっとパニくりましたが、落ち着いて行きたい階のボタンを再度押して待つと、居眠りから目覚めたように動き始めました。。。

 

シャワールームが水臭い。

シャワールームに、"水臭"というか、なんというか…な臭いが漂っていました…
配管の関係やお部屋の位置にもよるのでしょうが、シャワールームに入るたびにくんくんしてしまいました。
ちなみに洗面台周りは問題なし、でした。

 

旧市街地からの距離感

前述しましたが、特にチェンマイ・ビギナーにとっては、行きたい場所が集中している旧市街まで車移動必須というのがネックでした。
朝起きて、まずは移動手段を確保するところから始めなければならないので時間のロスになるし、日中ちょっと休みたくてもいったんホテルに戻るわけにいかず。帰りの足を探すのも面倒でした。

が、ニマンヘミンにはナイスなレストランや雑貨屋さんが集まっているのも事実。Uberなど移動手段を上手に使いこなしながら、オモシロいホテル滞在を楽しむのが良さげです。

 

総評:ひとり旅&チェンマイリピーターにおススメ

チェンマイでニマンヘミンに宿をとることのメリット・デメリットの部分に納得できれば、ホテル自体はなかなか興味深く面白いステイになると思います。

近くにめちゃくちゃ美味しいロティー専門店も見つけたし、ローカル気分でご近所をお散歩するのも楽しかったし、チェンマイの街の様子や規模はだいたい把握できたので、また泊まりに行きたいな、と思います。

ひとりでの滞在&チェンマイリピーターにおススメしたいホテルでした!

 
 
おしまいです。
 

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