【タイ・チェンマイ】交通| 女性一人旅の市内移動に"Uber(ウーバー)"が安心&便利で使える!と思ったお話。
2017/12/29
2017年2月にタイ・チェンマイを1人旅した際、移動手段として"Uber(ウーバー)"がとっても便利だったので、その体験談をお伝えします。
Contents
初心者にはわかりにくいチェンマイでの交通・移動手段
初めてのチェンマイ旅行。
突然決まった旅だったので、サクッとしか予習できなかったのですが、
チェンマイでは、メーター・タクシーはほぼ皆無。
旅行者にとってメインの移動手段は、乗り合いバス"ソンテオ"や"トゥクトゥク"だが、
逐一ドライバーとやり取りして目的地を告げ、料金の確認をしなければならない。
とのこと。
ドライバーに目的地を告げ&料金交渉するシステムの交通手段は、土地勘がなくタイ語が話せない外国人旅行者にとってはハードルが高いし、めんどくさいし、頑張って交渉した末に断られたりしたらガックリ…
一人旅でなければそんなやり取りも旅の思い出になるかもだけど、女性の一人旅となると、交渉事の際に "甘く見られてるな" と感じることもあったりするので、バンコクではトゥクトゥクもモーターサイ(バイク)も避けているんだけど。。。
これはちょっと難儀だわ… と思いつつ、ドンムアンを後にしたのでした。
"ソンテオ"も思ったほど走ってないホテル周辺…
チェンマイ空港からホテルへの移動に利用したタクシーは、タクシー・カウンターで行先を告げてスリップ(行先料金を書いたメモみたいなの)を持たされ、それを持って出口を出てきょろきょろしていると、"エアポート・タクシー(と車に書いてある)"のドライバーが『ハイハイ、あなたはこっち来て~』と車に連れてってくれる、みたいなシステムでした。
空港に着くなりメーター・タクシーがメジャーでないことがわかったので、こうなったら"ソンテオ"とやらに挑戦してみるか、と思ったものの、筆者が宿泊したホテルは最近流行りのオシャレエリアらしい"ニマンカマン通り"の近くではあれど、ソンテオがガンガン走ってるようには見えず。
『こりゃ困った…移動の足が無い…』
と、翌日からの移動手段に少々不安が。
チェンマイで"Uber(ウーバー)"が使えることを知る
1日目は到着が夕方だったこともあり、ホテルから徒歩圏内のモールやレストランを訪れたりして過ごし、翌日からの行動予定を考えました。
こんな時に頼りになるのが、日本の方が日本人目線&肌感覚で書いてくれている個人のブログ。。。
『チェンマイ 移動 交通』などのワードで検索をかけると、すぐにお役立ち情報が入手できました。(ありがたいことです…)
目を引いたのは、『チェンマイ旅行ではタクシー料金トラブルがないUBER(ウーバー)が安心』というタイトルの記事です。
Uberについては、"ヒッチハイクを・とっても合理的に・ビジネスとして成立させた"というイメージを持っていて、以前からその存在に興味があったのです。
Uber(ウーバー)とは?ざっくり説明。
ヒッチハイクが "偶然通りがかったドライバーに・善意で車に乗せてもらう。そこに金銭のやり取りは基本的には存在しない。" のに対して、 Uber(ウーバー)は "利用料金が発生するお商売"です。
ざっくり言うと、
車に人を乗せて収入を得たいドライバーと、車で目的地に連れて行ってほしい人の双方が、行先や料金など事前に合意したうえで、ドライバーの自家用車に同乗。
ドライバーと利用者の引き合わせ(マッチング)、目的地・ルート・料金の確認などの煩わしい部分はアプリで完結する。
のがUber、という感じでしょうか。
世界各地で展開されていますが、各国の管轄省庁によるUberの捉え方の違いや、タクシー業界 VS Uber 間のいざこざの話など、海外のニュース等でよく見聞きし、何かと話題性のあるサービスです。
ちなみに、日本でも公共交通機関が行き届かないごく一部の地域で試験的に運用されているものの、タクシー業界からの反発や法規制面での縛りがありすぎて、Uber本来の柔軟性あるサービスはいまだ提供できていないようです。
Uberアプリをダウンロードして利用開始。使い方もカンタン!
アプリのダウンロード方法などについては、筆者が参照させていただいた先ほどの記事に詳しく書いてくださっています。
利用開始にあたっては、名前やメールアドレスの他に電話番号を登録する必要があります。
ドライバーから連絡事項がある場合(待ち合わせ場所の確認や遅延の連絡など)の連絡先として登録する必要があるようで、実際利用した際にも5回の利用のうち2回電話連絡が来ました。
システムとしては日本の携帯電話でも登録できるようですが、けっこうな確率で電話連絡が来る感触なので、タイの携帯電話番号をお持ちでない場合はここがネックかもしれません。
初めてのUber利用体験談 in チェンマイ
ピックアップ場所の設定
ホテルのある場所は大型ショッピングモール『MAYA』があるメインの通りを2回曲がれば着くところだったのですが、住宅街の奥まった場所に位置していたこと、新しいホテルでドライバーからの認知度が低そうに思えたこと(空港からのドライバーも迷った挙句到着できず!)から、
待ち合わせをミスらないよう、ピックアップ場所はわかりやすい大通りのMAYAに設定しました。
行き先と車のタイプを設定して、ドライバー検索
行き先入力の際には、主な観光名所やホテル&レストランであれば入力途中で候補が出てくるので、困りませんでした。
車の種類を、普通のセダン=uberX、ハイクラス車=UberBLACK、ハイクラスSUV=SUVから選ぶと、近くにいるUberドライバーが車のアイコンで表示されます。
Uberドライバーが少なくて、車が見つからなかったらどうしよう…とちょっと心配していたのですが、思ったよりも多くの車が表示されて一安心。
料金などを事前に確認 ⇒依頼
画面に表示されているドライバー到着までの所要時間や料金・ルートを確認し、ピックアップを依頼します。
ピックアップ場所についても、この段階で道路のどちら側かまでピンポイントで指定できます。
最終的にピックアップ依頼操作が完了すると、乗せてくれる車の場所と所要時間がリアルタイムでスマホ画面の地図上に示され始めるので、安心して待っていられました。
リアルタイムで地図上を動く車のアイコンを見ながら、ドーナツ版レコードを知る世代の筆者は今さらながらテクノロジーの進化に打ち震えました…
待ち合わせ成功!⇒乗車
先述の通り、乗車予定の車の居場所がわかるので、どちら方面を気にかけて待っていればよいかがわかります。
到着までの実際の所用時間は道路状況により変化しますが、信号待ちに引っかかったりするごとに到着予定時間がちゃんとアップデートされるし、確実に自分めがけて接近中~!とわかるのは、特に他に移動手段が無い時には大きな安心感を感じます。
車のメーカーやナンバープレートの下3ケタも画面に表示されるので、探しやすい!
ちなみに、ドライバーの顔写真も表示されるのですが、画像がちっこくて車の特定にはあまり役に立ちません。(が、安心感という意味では◎。)
目的地に到着・料金の支払い
目的地に到着すると、予め決めた料金を支払って、アッサリとさようなら~!料金交渉の必要がないっていいですね。
ちなみに筆者はキリの良い数字になる程度にチップを上乗せして渡しましたが、きちんとお釣りを準備してくれている場合がほとんどでした。
チェンマイ女性一人旅・Uber利用の感想と注意点
カンタン&便利!
とにかくアプリをダウンロードしてアカウント登録すれば、感覚的な操作で初めてでも難なく使えます。アプリの使い方だけでなく、実際の利用も、こんなにカンタンでいいの?という感じ。
(ちなみにバンコクでアプリを起動してみたところ使えそうだったので、今度使ってみようと思います。)
ドライバーから電話がかかってくる場合も。
先述しましたが、待ち合わせ場所の確認や遅延の連絡のため、登録している電話番号に電話がかかってくることがあります。
筆者はタイのSIMを入れたスマホを使用しているので問題ありませんでしたが、日本の携帯電話番号をアカウントに登録している場合、ドライバーとの電話連絡がとれない可能性が高いです。
また、外国人観光客を乗せ慣れていて英語が少しできるドライバーが多いように見受けられたものの、タイ語しか話さないドライバーの場合、イレギュラーが起こった際など細かいやり取りが難しいかもしれません。
ドライバーとの待ち合わせが失敗した場合
ナイトバザール開催日で人と車で超・混み合うターペー門前をピックアップ場所に指定したら、ドライバーが筆者を見つけられなかったらしく、電話がかかってきました。
英語を話さないドライバーだったようで、電話で意思の疎通ができず、仕方がなくキャンセルすることに。(『ターペーゲートの真ん前にいるよ~ 手を振ってるんだけど… わからない? じゃ、キャンセルするしかない? ごめんね~!』的なことを必死に伝えてから。)
急きょのキャンセルの場合、35BTのペナルティが課せられるようで、この時もしばらく後に"次回利用の際に直前キャンセル料の35BTぶん上乗せして払ってね"みたいなメッセージがEメールで届きました。
一瞬、えっ?と思いましたが、"ヘルプ"を参照すると、今回のような自己都合ではない『待ち合わせ失敗』の場合は、申請(キャンセル事由をポチっとするだけ)すれば、ペナルティを取り消してくれます。
(ちなみにその後、再度Uberで車をリクエストし直して、無事乗車できました。)
車もドライバーも清潔感があって好印象!
サービスとして利便性がとても高いUberですが、一番意外だったのは、車もドライバーもかなり好感度が高かったことです。
タクシーの場合、整備状況が怪しい年代物の車に当たって安全性が疑われたり、ドライバーがだらしない恰好のおじさんだったりと、ちょこちょこハズレを引いてしまうことがありますが、
Uberドライバーには利用者からの評価制度があるためか、筆者が利用した5回全てにおいてキレイに手入れされた車と身ぎれいなドライバーばかりでとても気持ちよく利用できました。
最初は『どんな人が来るんだろう…』とかなり心配でしたが、3度4度と利用を重ねるごとに『次はどんなドライバーさんがどんな車で来るのかな?』とちょっと楽しくなってきたりして。(BMWの新車が現れたことも!)
空港行きの場合には
すっかりUberの便利さにハマって(利用体験そのものもオモシロいし)、旅の終わりにチェンマイ空港に行く際にもUberを利用したのですが、空港に向かう道中、カタコトの英語で『助手席に移動してほしい』と言われました。
Uberの微妙な立場(政府の認可なし・タクシー業界からの反発が強い)はなんとなく知っていたので、『ああ、空港の検問所みたいなとこでUberドライバーとバレたくないんだね!』と理解し、いそいそと後部座席から助手席へ移動。特に検問などで止められることなく出発ロビー前で無事降車できました。
すっかりUberファンになりました!
今回チェンマイで、思いがけずUber利用デビューを果たした筆者。
Uberの存在は知っていたものの、『他人の車に乗るなんて、、、大丈夫?』と疑わしく思っていたのですが、実際利用してみると、利用の流れも仕組みもとてもスマートでストレスなく使えるし、利用者&ドライバー双方の利益になるしで、すっかりファンになってしまいました。
日本でももっと拡がればいいのに…と思うけど、難しいんだろうなあ…
おしまいです。