【旅の準備】保存版|長期間家を空ける時に注意すべき5つのポイント&やることリスト。
2017/12/29
旅で長期間家を空けることがしばしばあります。
"長期間"をどう定義するかは難しいところですが、筆者の場合、1~2週間も家を無人にすると、ドロボーに入られてないか…電気がショートして火事とかになってないだろうか…などと心配がどんどん募ってくるし、帰宅後にいろんな不都合を発見するハメになることが経験上わかっており、そのあたりを目途に長期不在時対策をすることにしています。
長めの旅に出かける時は準備に忙しく、不在の間の安全や帰宅後の生活のことなどは後回しになってしまうこともありますが、出発後に『しまった…!』とならないよう、長期間家を空ける時にやっておくべきことをリストにしました。
なお、住環境は人によって・場所によってさまざまなので、必要に応じて追加策を施してくださいね。
Contents
長期不在の時に注意を払うべき5つのポイント
こまごました対策はそれぞれの住環境によって変わってきますが、注意するべきポイントは共通しています。
以下の5つのポイントに従って考えると、オウチの環境に関わらずやっておくべき対策が見つけやすいですよ。
◆1.防犯対策
◆2.防災対策(電気・ガス・水道など)
◆3.家のコンディションを保つ
◆4.支払い関連(家賃・クレジットカード・電気代など)
◆5.帰宅後の生活に備える
各項目に沿って行うべき対策を、実際に筆者が行っていることを例にとりつつ挙げてみます。
◆1.防犯対策
一番気になる防犯面。
これをやれば100%大丈夫!ということはない、とは思いますが、できることは全て抜かりなくやっておくに越したことはありません。
□戸締りと施錠(カギをかける)
玄関ドア・窓・ベランダなど、閉められるところ・カギをかけられるところは全て。
普段あまり使わない小窓や換気口代わりに開けっ放しにしているところも、忘れないように。
□窓まわりの戸締り
カーテンも雨戸も全部閉めます。
賛否両論ありますが、筆者は"長期となると不在は隠しおおせない"と思うこと、割と新しいタイプの雨戸で"外からはまず開けられない構造です!"という不動産屋さんの言葉を信じていることから、『全部閉める派』です。
ロックが甘くなっている場合は、補助具(↓こういうの)を取り付けておくと安心感UPですね。
□現金・貴重品(通帳・印鑑など)
可能な限り、家の中に "盗られたら人生変わるくらい困るもの" は置いていかないようにします。
筆者も、通帳・印鑑のどちらか片方(セットにしないで分散する作戦)は次回から実家に預けよう…と思います。
□郵便ポスト
新聞や定期購読しているものがあれば配達停止の連絡を。(筆者は取っていないのですが…)
郵便物については、30日以内の不在であれば、予め"不在届"を提出しておけば、期間中の郵便物を局に留め置き、期間明けにまとめて配達してくれるそうですよ。(詳しくは日本郵便HPへ。)
チラシやパンフのポスティングには、ポストにテプラなどで『郵便物以外入れないで』のシールを貼っておくとそれなりに効果があります。(筆者宅の場合)
□大家さん(管理人さん)・ご近所さんへの連絡
ご近所とのお付き合い具合いや賃貸規定にもよりますが、不審に思われて不在の間に警察に安否確認されちゃったりしないよう、予め最少範囲には連絡しておきます。
不在の間に万が一のこと(天災や犯罪など)が発生した場合に備えて、という意味でも。カギが預けられるほど信頼している人が近所にいれば、それも視野に入れます。
なるべく個人的事情で人を煩わせたくない筆者ですが、さすがに1ヶ月越えの場合は大家さんに一報するとともに、不在の間でも確実に連絡が取れる連絡先を伝えておきます。
◆2.防災対策(電気・ガス・水道)
我が家から出火して火事に!なんてことになったら、と考えるだけでも震えがきますよね。。。
□ガス
全ての元栓を締めます。通常使っている以外のガス栓も、きちんと締まっているか目視確認を。
(我が家はオール電化なのでここはサクッと…ごめんなさい。)
□電気
筆者の場合、帰宅後の生活にすぐに必要な冷蔵庫と、一度電源を落としたら設定や接続が元に戻せなくなる可能性が高いCATV(ケーブルテレビ)機器だけは電源を確保し、それ以外は全てコンセントから抜きます。
コンセント周りにホコリが溜まると万が一の際に引火しやすいので、しっかりお掃除はマストです。
複数月に渡る場合や帰宅予定が立っていない場合には、ブレーカーを落とすことも考えますが…(ここは判断が難しいところ。筆者はやったことないです)。
ちなみに、"オール電化"の場合、お湯の"夜間自動沸きあげ設定"は解除しておいたほうが節約になりますよね。
□水道
元栓がわかれば締めます。
元栓がコントロールできない場合は、すべての蛇口を確実にしっかり締めます(洗濯機やベランダの蛇口も)。蛇口タイプによっては落下物で不意に開いてしまうかもしれないので(心配性…)、出来る限り片付けておきます。
凍結しないエリアなのでこの程度ですが、寒冷地の方は…もっと対策が必要ですよね、きっと…。
◆3.家のコンディションを保つ
20年前に聞いた、『大学生時代、合宿からアパートに帰ってきたら、壁一面が緑色に変わってた…何?と思ったらカビだった。』という男性同僚のオソロシイ体験談が今も忘れられません…
そんなことになったら、復旧に時間がかかる…、いや、元に戻らないかも!ということで、"家を出る前の仕込み"はとっても大事。
最重要ポイントは、『湿気を溜めない』ことです。
湿気が溜まると、カビや腐敗や悪臭が発生しやすいしロクなことがないので、湿気をこもらせない=乾燥させる・風通しよくするよう、工夫を凝らします。
□水回り(キッチンのシンク・バスルーム・トイレ・洗面台など)
なるべく出かける直前に掃除して、固形物や水アカを可能な限り取り去ります。いつもの掃除より丁寧に、ハイターなども使って菌繁殖を抑える努力を。
水が溜まるタイプの排水口の場合、可能な限りのパーツを取り外して洗っておきます。(最後に、ごく薄~いハイター液を少量流しておくのもありかも。パーツを痛める可能性もあるので、自己責任で…)
超めんどくさいし、ドロッ・ペロッと剥がれる水アカと髪の毛が絡んだキモチワルい塊に、うっ…となっちゃうけど、特に夏場は絶対に!絶対に!やっておかないと、帰宅後ヒサンなことになってる可能性があります。
□ゴミの処理
生ごみはジップロックなどにまとめて"冷凍庫"に保管。
生ごみでなくとも"水分を含んだゴミ"にはカビが生えやすい(ティッシュにカビが生えてた経験あり)ので、帰宅後すぐのゴミの日に棄てられる状態(開封することなく)にして、玄関やベランダの隅など少しでも通気性が良さそうな場所に残置します。
□布団やクローゼットの湿気対策
環境に左右されるところ大ですが、できる限り乾燥&換気できる状態に近づけることが大事です。
個人的には以下を行っています。
①タンスやクローゼットの扉は開けていく(湿気をこもらせない)
②布団はベッドに敷いたままにせず、室内物干しに掛けて"布団干し状態"にする。(室内物干しがなければ、机や椅子を利用してなるべく宙づりに近い状態にするとよいです。)
③マットレスもベッドに敷きっぱなしにせず、壁に立てかけておく。
④特に湿気る梅雨時には、モノが詰まっている場所を中心に除湿剤を置く。
□冷蔵庫
冷蔵庫(野菜庫)内は、極力空っぽに近づけます。
調味料や保存食は残しておいてもOKとして、それ以外の食品は、冷凍できるものはぴっちりラップで包んで冷凍庫に、野菜などは計画的に使いきるか、どうしても無理なら生ゴミ扱いにします。(筆者はここに命かけてるので、まず捨てることは無いです。フフフ…。)
□洗濯物
出発直前まで着ていた服やタオルなども、湿気やにおいをこもらせないよう、ハンガーや洗濯機のカドにかけたりして"干している"ような状態にして置いておきます。
洗濯カゴに空間なく詰め込むと湿気がこもってカビやすいので、特に汗で湿気る季節は避けたほうがよいと思います。
□植物(やペット)
頻繁に不在にするので植物は実家に預けたままもはや放置ですが、、、あった時は実家によいしょよいしょと運んで世話をお願いしていました。
◆4.支払い関連
振込みや引き落としなどには、ネットバンキングが便利です(もはや必須です)。
振込票を使ってコンビニ払いにしているものは、海外からは支払えないので、期限内に支払えそうにない場合はあらかじめ担当部署に尋ねておくとよいです。
□振込み(家賃・電気水道代・税金など)
留守中に期限が来る支払いは、あらかじめ支払い手続きを済ませておきます。
□銀行引き落とし(クレジットカード利用ぶんなど)
充分な残高があるかを確認しておきます。(海外など目的地のネット環境が不明な場合は特に。)
◆5.帰宅後の生活に備える
帰宅後、速やかに普段の生活に戻れるよう、疲れた体を引きずって買い物にいくハメにならぬよう、ちょっとした仕込みをしておくと『よくやった!あの時のワタシ!』と自分をホメたくなること間違いなしです。
□『帰宅後にやることリスト』づくり
不在にしている間は別世界にいるので、普段の生活のリズムの中で普通にやっていることさえ、2週間もあればすっかり忘れてしまいます。本当に忘れます。
帰宅後の自分に宛てて、やることをポストイットに書いて冷蔵庫に貼っておくと、思いのほか役立ちますよ。
筆者の場合、『生ごみ(冷凍庫にあり)捨てる! ○○の支払い! 実家に預けた印鑑ピックアップ! 婦人科に行く!』などなど、
スマホのリマインダーに入れとくほど重要性は無いものの、忘れちゃ困るようなことをメモしています。
□食料の確保
少なくとも帰宅当日は買い物に出かけなくて済むように、ある程度の食料を確保しておきます。
筆者の場合、以下を準備しておきます。
●冷凍もの(ごはん・うどん・食パン・餃子やフィッシュフライなどお惣菜系・ミックスベジタブルなど)
●カップスープやインスタント味噌汁
●ペットボトルや個別パックの野菜ジュース(常温長期保存が可能なもの)
●コーヒー豆
□テレビ番組の録画設定
ここは重要度が低いですが… 海外ドラマが好きなので…^^;
家を出る前に、指さし&声出しチェックを!
いかがでしたか?
思ったより長いリストになって、びっくりです。。。
出発の数日前に時間をとって、元栓の場所や支払い期限などを確認しておくと、当日慌てなくてよいですね。
また、いったん家を出てから『あそこ、締めたっけ…?』と気になり始めると、心配がさらに心配を呼んで、気もそぞろになってしまいます。
玄関に向かう直前に、ミスの確率が大幅に減り、"やったこと"として印象に残りやすい、
『指さし&声出しチェック』
を行って、出発準備を仕上げてください!
おしまいです。