【タイ】アユタヤ1泊2日旅行記・その②。しみじみ癒される…おススメホテル『Baan Tye Wang(バーン・ティエ・ワン)』、40代女性・筆者の感想。
2017/06/13
バンコクから乗り合いバン「ロットゥー」に乗って、1時間半ほど。(この部分については、"その①"をご覧ください!)
アユタヤ到着後のソンテウ(トゥクトゥクよりちょっと大きい軽トラみたいな乗り物)・ドライバー攻勢にたじろぎつつ、まずは荷物を置きにホテルに行くことにしました。
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お手頃価格&口コミスコア9.1の『Baan Tye Wang(バーン・ティエ(タイ)・ワン)』へ。
わくわくしながら向かった先は、海外でホテルを探すときに長年お世話になっているホテル予約サイト・アゴダ(agoda)で見つけたホテル、『Baan Tye Wang(バーン・ティエ(orタイ)・ワン)』です。
アユタヤに1泊しようと決めたときに検索して見つけ、6000円以下/泊というお手頃プライスながら9.1という驚異のクチコミスコアを叩き出していたプチ・ホテルで、どんな所なのかとっても気になっていたのがわくわくの理由です。(ちなみに5倍のお値段の"マンダリン・オリエンタル"の口コミスコアは9.2。)
期待度も高く、ホテルに到着
チャオプラヤ川とその支流にぐるんと囲まれた、アユタヤ中心部。ホテルがあるのはエリアの西端(地図の左側)です。
どうやらバンコクからのロットゥーを降りたのは東寄りだったようで、地図の右から左へとエリアを横断する形に。道の左右に次々現れる、赤茶色の"THEアユタヤ!"な寺院・遺跡群に『うわぁ~、アユタヤに来ちゃった!』と心躍らせつつ、10分くらいのソンテウ・ライド。
本日の宿、『Baan Tye Wang(バーン・ティエ・ワン)』に到着しました。
ホテル到着前の一画は、まったりした暮らしぶりが感じられる住宅街だったので、『こんなところにホテル…?』と少し訝しんでいたのですが、周囲の民家と調和しつつもセンスよく・小ぎれいに整えられたエントランスを見ただけで、『ここは、アタリだ~』とにっこり・・・
いい"気"が流れてそう…小ぎれいで緑豊か・オーガニックなホテル
チェックインの時間にはまだ早かったのですが、迎えてくれた30代くらいの感じのよい女性が(確かウェルカムティー的なものを出しつつ)『少し待ってくだされば、お部屋が用意できますよ』と言ってくれた(英語で・ありがたい!)ので、館内を探検しながら待つことに。
↓ゆったりとした雰囲気のフロントエリア。気の流れがよさそう~
↓フロントエリアの真上にあたるお部屋。後で聞くと、アンティーク集めは経営者夫妻のご趣味なのだそう。(迎えてくれたのはその娘さんだった。)
↓白い仏像のお顔や色、飾り格子のデザイン…すご~く好きな感じ。
↓光がたっぷり差し込むので、アンティークがいっぱいでもおどろおどろしくないです。
『いいわ~♡』となんどもつぶやきながら見て回り、階下に降りると『お部屋の用意ができました』とのこと。まだまだ探検したいエリアがあったのですが、とりあえずお部屋へ。
落ち着くお部屋・客室棟。
フロントのある建物に隣接した客室棟(この部分は増設したそう)は、4部屋×2階くらいのシンプルでちいさな建物。こちらも気張らずまったりした雰囲気で、小ぎれいに整えられています。
↓フロントエリアから客室棟を望む。
↓にゃんこに先導されて、2階のお部屋へ。
【お部屋】
深く考えず、一番お手頃価格だったお部屋タイプにしたのですが、悪くありません^^ JIM THOMPSONのクッションカバーがアクセントになっています。
↓窓からの眺めは、中庭と蓮いっぱいの池。
↓テレビはちっこいけど…見ないから、いいか。もちろん、Wifiは飛んでます。
↓洗面台。お部屋の隅にありますが、目隠しになるものは無いので、まる見せになっちゃうのが難点^^;(チェンマイでもそうだった…これがフツウなのかな?)
↓使うといつも"修行僧"な気分になる、真上からの滝シャワー。
↓左にトイレ・その向かいにシャワー、な"地続きタイプ・シャワールーム"は、またしてもチェンマイと同じ!(もう驚かない…コンディショナーが無いとこもチェンマイと同じ…)
↓冷蔵庫&湯沸かしポットはある。ここは合格!(あさイチのコーヒーはお部屋で、だけは旅先でも譲れないので。)
↓飲み物も良心的なお値段。(ミネラルウォーターや紅茶・インスタントコーヒーは無料。)
【外観】
↓部屋を出て、お庭に降りてみました。前出のにゃんこ、『にゃー』の"ゃー"の口だね。
↓母屋と客室棟の間にある階段を降りると、芝生の緑がまぶしい中庭です。
↓この眺めに、またしても「いいわ~♡」を連発する筆者…
↓くるっと振り向くと、蓮池が。
↓蓮が大~好きな筆者(アジア好き女性のご多分に漏れず^^;)、ここも萌えポイントです。
↓どうやら一つ上のルームタイプにすると、お庭の眺めが存分に楽しめる1階のテラス付きのお部屋だったみたい。しくじった!こっちがよかった~
↓誰もいないようだったので、中を覗き見ると、インテリアも高級そう。こっちがよかった~とさらに後悔…
【朝食】
時間は飛んで、翌日の朝。心地良い中庭で頂いた朝食も、これまたいい感じだったのでレポします。(アゴダ(agoda)で見る限り、全て朝食込みのプランなようです。)
↓向こうに見える緑シートで覆われたのは修復中の遺跡だったみたい…ザンネン。
↓チェックイン時に選んでおいた、お粥。相方はアメリカンブレックファストみたいなのを選んでましたが、いいな~チョーダイ…と言いたくなるほどフルーツ盛り沢山でした。お粥も中華系のお味でとっても美味しかったんですけどね。
↓オーダーした朝食以外にも、シリアルや簡単なサラダ、トースト、飲み物が用意されていました。
日陰にいれば暑すぎず寒すぎず、ちょうどいい気候だったこともありますが、お庭の雰囲気もきれいにおそうじされた施設も、なんといっても『お好きなようにどうぞ~』と放っておいてくれるとこも、本当に心地よくリラックスできる空間で、毎日ここでコーヒーを飲みたい…と思いました。(蚊よけは必須なんですけどね…)
筆者的・お気に入りポイント。
すでに多くのお気に入りポイントを述べましたが、ここはぜひお伝えしたい!ということをもう少し。
心地良くて芯からリラックスできる
オーナーご夫婦とは奥で何か作業されている時に目が合ったくらいだったのですが、目のしわがステキな笑顔を投げかけてくれたし、どうやらメインで頑張ってるらしい娘さんは、優しく穏やかな雰囲気を保ちつつゲストが必要とするサポートをしっかり提供してくれるし、スタッフ含めみなさん自然体で、日本流の"頑張ってるサービス"に疲れちゃう筆者(やってるほうの気持ちがわかりすぎてツラくなるので)にとっては、心底リラックスできる空間でした。
朝食後も去りがたくて、中庭でたらたらしていたのですが、肩に力が入りがちな筆者にとってそんなことは滅多にないので、自分でも『ここが合ってるんだな…』と感じました。
清潔感がある
中庭を朝から晩まで延々と掃き清めているさまは、目配りがしっかりしていることを表していると思います。施設やリネン類にも清潔感が感じられ、安心できました。
インテリアの参考になる
実用的なアンティークの使い方や、木の風合いを生かした建具など、取り入れてみたいなと思うインテリアのヒントがたくさん見つかりました。
ローカルな暮らしが垣間見える
住宅街の中の、観光にはちょっと不便な場所であることのデメリットについては後に述べますが、ご近所さんは本当にタイの普通のお家(たぶん大きめの部類)ばかりなので、ローカルな暮らしに興味津々な筆者にとっては、ただ歩いて回るだけでいろんな発見がありました。
こういう住宅街のそぞろ歩きって、"怪しいもんじゃないよオーラ"を出さなきゃいけないような気がして、いつもはちょっと気が引けるのですが、"大手を振って住宅街をお散歩できる理由"があるので、軒先のお花やカメ(蓮とか金魚とか入ってるの)、家の外観など、とっくり観察させていただきました(あくまで他所者として、住人のお邪魔にならぬよう留意しつつ、ですよ)。近所の子供たちやおじいさんとのちょっとした触れ合いがあったのも、とてもいい思い出です。
筆者的マイナスポイントは。
ロケーションが不便
周りに商店など無い住宅街の中にあるので、食事や買い物は観光のために中心部に出ている時に抱き合わせで済ませる、など動線に工夫が必要です。
無料で貸してくれる自転車があり、周辺マップもくれるのですが、、、土地勘を得るまでには少々時間がかかりそう&地図を読んでいる間に強い日差しにやられそうだったので、私たちは娘さんにお願いしてソンテウをチャーターしてもらいました(200BT/日)。(ホテルと懇意にしているらしい、とってもいい女性ドライバーさんでしたよ^^)
住宅街の中という周辺環境
昼~夕方に寺院巡りをした後、疲れがどっと出ていったん部屋に戻り、トゥクトゥク・ドライバーにも帰ってもらったのですが、その後の夜ご飯の場所選び&足に困りました。今回は相方がいたので、頑張って歩いて徒歩20分くらいのレストランに行きましたが、特に夜間は人通りが少ないので、女性一人の場合には日没後の徒歩移動は止めておいたほうがいいと思います。(ホテルもそのことをわかっているようで、シンプルメニューの夕食がオーダーできるようになっています(ランチの提供はなし)。)
ゆえに、ホテルにちょこちょこ戻ってまた出て…という行動をとりたい方や、夜遅くまでガンガン飲みたい!タイプの方にとっては、あまりおススメできません。(が、夜は静かでよく眠れました。)
総評:大型ホテルにない体験をしたい方、リラックスしたい方におススメです
やや不便なロケーションを踏まえてちょっと計画的に動くことができれば、ホテルそのものはこれまで泊まったホテルの中で"くつろげ度ナンバー1"だったので、自信をもっておススメできます。大型ホテルにない、まったりオーガニックなひと時が楽しめること間違いなしですよ^^。
日帰り派が多いアユタヤ旅行ですが、ここに泊まるために1泊2日にして!と言いたくなっちゃう『Baan Tye Wan(バーン・ティエ・ワン)』でした!
アユタヤで行ったレストランについて『その③』にまとめています。ぜひご覧ください^^
おしまいです。